H部です。春の山スキーと言えば定番は立山ですが、激混み予想を敬遠して別エリアにある露天風呂に行ってきました。
<4月21日>
8:30二股→9:30猿倉/9:45→11:30小日向ノコル→13:45鑓温泉
今年は雪解けも早いし夏の登山口(猿倉)まで入れるかな?と期待してたけど、やはりゲートは閉まっていた・・・ので気を取り直して5km追加で歩くことに。
猿倉は歩きのパーティーやマウンテンバイクで来たと思しきスキーパーティなど、晴れの週末とあって賑わっていた。
猿倉から先はスキーを履いてシール歩行。特に問題もなく小日向のコルまで歩いたが、昇温もあって双子尾根に乗り上げる時は雪崩に警戒した。
コルからとりあえず湯ノ入沢まで滑り込んで、鑓温泉まで400mの登り返し。景色も変わらないし暑いので結構しんどかった。
1時間ほどの我慢の登り返しを経て温泉に到着。今回はピークはどうでも良くて、風呂がメインと言っても過言ではない笑
テントを張って待望の風呂&ビールタイム!こんな事やってたら人間ダメになりそうだが気持ちいのでOKだ。
鑓温泉のお湯は熱いと聞いていたが適温で快適。しかしここまで半袖で登ってきたので日焼けが猛烈に痛い・・・
絶景の温泉。良い所だ。
夜は後続パーティーと風呂の脇で合同宴会。SNSでやり取りのある方と判明したので色々と山の話で盛り上がった。
<4月22日>
6:00鑓温泉→8:30稜線(スキーデポ)→9:15白馬鑓ヶ岳→10:00滑降スタート→10:45鑓温泉/11:40発→13:00小日向ノコル→13:45猿倉→14:50二股
この日も良い天気。日の出を眺めながらゆっくりと準備をして6時頃に出発。 汗をかかないようにゆっくり登る。
大出原~稜線は単調な大斜面で、滑りは楽しそうだが登るのは少々退屈。ときおり顔を見せる雷鳥を励みに黙々と標高を上げる。雷鳥は稜線付近でも1-2羽を目撃した。
稜線に上がると登山道の雪は殆ど途切れている。という事でスキーを残置してピークハントへ。
鑓温泉から3時間ちょいで白馬鑓ピークに到着。遠くは槍穂高、また(大混雑の)立山方面もよく見える。
ピークに行った後はお楽しみの滑り。
稜線からしばらくはナイスザラメ!斜度もちょうど良いし快適に飛ばせた。
中間部からはザブザブのザラメ。足を取られないよう気をつけながらの滑りになるがここもまずまず快適。ただ、鑓温泉近くになるとストップ気味の雪で辛かった。
最後にもう一度温泉に浸かってから下山開始。小日向ノコルへの登り返しで汗をかいてから猿倉へラストラン。あとは二股まで板を担いで下山した。
鑓温泉は初めてのルートだったが、付近はエキストリーム色の強いルートから快適な大斜面など、ルートの選択肢が豊富でよいベースキャンプになると感じた。今後も何度か訪れたい。
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鑓温泉で撮影したドローン映像→ https://vimeo.com/269860640